海外&周遊旅行・世界一周ガイド

    

海外で使用するお金


 ■目次|
  

 
    
 海外で使用するお金のあれこれ
【 はじめに 】



世界各国で通貨は様々です。
日本円が使える場合は観光地でもほとんどなく、原則として現地通貨
への両替が必要になります。

USドルは観光客の多い地域では一般の商店でもで使えることがあり、
また、ユーロはユーロ圏以外のヨーロッパ各国で使える事が多かったり
します。国境付近の町では隣国の通貨が使える場合があります。

海外旅行に行く前に、目的地で使える通貨や、現金に代わるカード類
などの準備が必要なってきます。

但し、お金(と、それ代わるに支払手段)はいくつかの方法があります。
それぞれメリット、デメリットがあるのでご自身の旅のスタイルにあわせ
てうまく使い分けましょう。


【 お支払い方法の種類とメリット・デメリット 】

海外での支払方法の種類は大きく分けて次の5種類。
それぞれのメリットやデメリットについて簡単に案内しています。
  


メリット
デメリット
現金(キャッシュ) ・使い方は万能
・バスなどへの乗車にはつり銭の要らな
い小銭が欠かせない
・紛失・盗難の場合まず戻ってこない
・国外では小銭が両替できない
・オンライン予約で支払いできない
クレジットカード ・買い物やキャッシングに便利
・短期旅行なら最もお得
・ポイントやマイレージがつく
・スキミング被害の可能性あり
・カードに弱い地区がある
国際キャッシュカード
(インターナショナル
バンクカード)
・現通貨が必要な時に手に入る
・現金を多く持ち歩く必要が無い
・ATM利用手数料がかかる
  →小額を下ろす場合は割高
・スキミング被害の可能性あり
トラベラーズチェック
(旅行小切手)
 ※通称TC
・紛失・盗難時の保障がある
現金より両替レートが安い
・使えない地域・国が多い
・手数料が必要(購入時・両替時)
プリペイド型の
外貨ATMカード
・カード盗難時へのリスク軽減
・為替変動リスクを避けれる
・入金手数料、引出手数料が発生
・予め手続きが必要

この特徴を踏まえた上で渡航する国や地域で実際に使える通貨や支払い方法を検討する必要が
あります。


【 現金(キャッシュ) 】


現金(現地通貨)の場合は、各国において日本と同様の扱い
なのでとても簡単です。

特に、地方の町や、小さなお店、露店や屋台、バザーなどは現
金でないと買い物が出来ません。

先進国では安全面などを考えれば現金ではなくクレジットカードの方が何かと都合が良いことが多
い。オンラインで予約などする場合は支払い決済はクレジットカードのみが多いので安いチケットや
宿があっても現金だけでは対処できないのだ。

円やドルを持っている場合、両替という手順が発生し、これはレートの問題やごまかしが入るので
毎回緊張する作業なのだ。

しかも紛失や盗難時にはまず手元に戻ってくることは無いので最も取り扱い注意なものなのだ。


  現金の取り扱いや対策、円が強い地域や両替などについてはこちらの
  ページで出来る限り紹介していますので参考にしてみて下さい。 

『現金、及び、両替』について
                                    

【 クレジットカード 】

利用方法は日本の場合とほぼ同じですで、ショッピングやキャッシングに
利用できます。


日本と大きく違う点は、海外では国際クレジットカードが身分証明書がわ
りになったりする国が多く、事前予約や購入の場合は現金よりも融通が
聞く場合が多い。

万が一犯罪に遭っても保障されることが多く、カード会社のセキュリティも優れているので現金より
は安心である。(盗難でも紛失でも再発行ができます)


マイレージが貯まったり、ポイントが付いたりするカードもあるし、海外旅行保険が無料で付帯してい
るケースもあるのでカードによってはかなりお得である。


僕は日本ではクレジットカードでのキャッシングは利用しませんが、海外の場合(短期旅行)では最
も手数料が安く済むので積極的に使っています。
(詳しくは別ページで紹介しています。)

もちろん、日本と同様にカードによって使える店や国が限られてきますので、クレジット数枚と他の
支払手段も用意しておくことを推薦します。


  クレジットカードの便利な利用術や強い地域、お得なカード情報を
  詳しく紹介しています。結構しらないことも多いかもよ。


『クレジットカード情報』について
                                    

【 国際キャッシュカード 】

日本で銀行のATMで現金を調達するように海外のATMから現地通貨で
お金を引き出すことができるサービスです。

多額の現金を持ち歩く必要がないので、長期旅行や留学・長期出張に最
適です。

但し、取扱の金融機関によって利用規定や引き出しの際の手数料は異なります。
また、日本で使っているカードはそのまま海外で使えないことがほとんどなので予め国際カードへ
の切り替えが必要になってきます。

尚、途上国などでは通信網の普及が追いついて無いこともあり、カードを読み取ってくれないケース
があったりする場合があります。同じ銀行のカードでもAさんは使えBさんは使えないという場合や、
C行は使えるけどD行は使えないってことがあるので国際キャッシュカードが2枚あると便利です。


  キャッシュカードの種類や利用方法、ATMの利用の仕方、安全に
  利用するための処世術などを紹介しています。

『キャッシュカードとATM』について
                                     

【 トラベラーズチェック(通称T/C) 】

トラベラーズチェックは旅行用小切手のことで、T/Cと呼ばれたり表記され
ています。

万一、盗難・紛失しても再発行できことや、現金より両替レートが安い点
がメリットです。

日本では主に『円建て』と『US$建てが主流ですが、他にも『ユーロ建て』、オーストラリア$建
』、『カナダ$建て英ポンド建てなどがあります。
どのタイプのT/Cをいくら持っていくかということとや、地域によっててはT/Cが使いづらかったりする
ので渡航する国・地域別で検討する必要があるでしょう。

※クレジットカードの中には購入手数料(1〜2%)が無料というものもあります。


  T/Cの使い方や購入場所、再発行についてなど詳しいことについては
  こちらで詳しく紹介しています。

『トラベラーズチェック(T/C)』について
                                        

【 プリペイド型の外貨ATMカード 】


お財布のような海外プリペイドカード

日本円で予め入金した資金を、海外ののATMで現地通貨で引き出すことができるサービスです。
但し、カード発行時に手数料が発生し、引き出し用の資金を入金する必要があります。

新たに口座を開設する手間がないため、カードの盗難に遭っても残高すべてを引き出される心配は
ありません。

日本円以外にも米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドルなどでの外貨建ても可能。
その場合、カード購入時の為替レートで固定されます。事前にレートを固定できるので、為替変動に
よるリスクを避けることができます。

尚、カードの発行には、年齢制限や審査が無く誰でも利用できますが、入金手数料、引出手数料
等がかかる事や、有効期限などのルールがあるので良く調べて検討して下さい。


 

【 地域別でどのお金や支払方法が有効かどうか? 】

アジア
種別
全般
詳細
現金
(外貨)
基本的に円、US$を
両替すれば良い。たまに
直接使えることもある。
・カンボジアはUS$で支払い可能な店が多かった。
・ネパールではインド紙幣は小額紙幣に限り使用可能。高額紙幣は法律で禁止されている。
・一部の地域では高額紙幣の方がレートが良い。
クレジット
カード
手数料がかかるので使うと損なことが多い ・JCBも使えたけど現金で払わないと店側で3〜5%の手数料を上乗せするので割高になりほとんど使わなかった。
T/C
余り使っている人は見ない。 ・タイはUS$建てのT/Cが街の両替所でも両替率が良くお得らしい。

オセアニア
種別
全般
詳細
現金
(外貨)
基本的に、オーストラリ
ア$、円、US$を両替
すれば良い。
・ニュージーランド、フィジーはオーストラリアドルが有効
・全般的にUSドル、日本円も両替などであれば良い。
 ニューカレドニアはオーストラリアドルよりUSドル、日本円。
クレジット
カード
全般的に使用可能。 ・VISAやMASTERで払えるところが多い。
T/C
(良くわからない)
(オーストラリア$建てのT/Cあり)

ヨーロッパ
種別
全般
詳細
現金
(外貨)
ユーロ圏外でもユーロが
全般的に強く、US$も
万能。
ロシア、東欧諸国:USドル
・東欧諸国は米ドル、ユーロが有効
・スイスは現通海外でユーロ、日本円が有効
・東欧は隣国の紙幣を両替してくれないことが多くユーロかUS$でないと対応してくれない。
マケドニアなどの小さな国の紙幣はチップであげると言っても断られた。
クレジット
カード
VISA、MATERがあれば大部分でカバー可能 ・宿の予約、格安航空券・バスなどには必須。
特に周遊する旅には必須アイテムだ。宿にはほぼ毎日使っていたし、これが無いと滅茶苦茶不便で割高な旅を強いられる。
T/C
両替する場所が限られていて、手数料もかかるので敬遠する人が多いみたい。 ・フランスでT/Cの両替に付き合ったけどかなり少ない特定の場所で無いと手数料なしで両替してくれないそうで、たまたま見つけた郵便局で両替したら両替手数料をがっつり取られてました。
次回はT/Cは持ってこないって言ってましたね。
東欧諸国はT/Cの流通量が少ない

北米
種別
全般
詳細
現金
(外貨)
円、US$を両替すれ
ば良い。
・現金を使うことって余り無いような気がする。
・チップが最も使う。それ以外はキオスク、近距離のバス、駐車場位でしか現金は使っていないような気がする。
・100と50US$は偽札が多いのかチェックが厳しい
クレジット
カード
9割がたこれで何とかなるんじゃないだろうか? ・手数料も無いし、百円単位でもクレジット払いが日常な国だから原則これだけで何とかなると思う。
・宿の予約、格安航空券・バスなどには必須。
T/C
$建てが超・便利 ・アメリカではお店で十分使える。20$商品を100$のT/Cで買えば80$の現金でお釣りがもらえるなど超便利である。

中米

種別
全般
詳細
現金
(外貨)
外貨ではUS$が主流 ・メキシコなど特にUS$
クレジット
カード
格安航空券使用時に必要。宿の予約にも必要なことが多い。 ・メキシコはスキミング犯罪が多いと聞いたのでホテルや大きなスーパーやデパート、交通会社以外は極力使わない方が良いのでは?
T/C
不便 T/Cの流通が少ないので、米ドルの現金がベター

南米

種別
全般
詳細
現金
(外貨)
外貨ではUS$が主流 ・ATMでのキャッシング手数料が高い!チリ500円、ブラジルとアルゼンチンは250円とかなり割高だ。現金は余り持ちたくないがATMでのキャッシングはある程度まとまったお金が必要。足りない分はUS$のキャッシュを小まめに両替するのが最良だろうか。
・ウルグアイではアルゼンチンペソが使えました。
・国境の町は隣国の外貨が使えたりすることがある。
クレジット
カード
総合的に結構使え便利でした。格安航空券や宿の予約に必要。 ・キャッシングの手数料が高いため、極力クレジット使用が出来るところは優先したい。
・オンラインで格安航空券を申し込む場合はMASTERが有効でVISAは使えなかった。少なくともチリとブラジルがそうだった。
T/C
不便 T/Cの流通が少ないので、米ドルの現金がベター
・メキシコシティで知人のためにかなり探したけどほとんど両替不可だった。

中近東

種別
全般
詳細
現金
(外貨)
ユーロもありだが、US
$があればよい。
・ビザ代や入・出国税でUS$があればかなり有効。
・陸路で国境を越える場合はボーダー付近のバスや乗合タクシーには現金を欠かせない。小額のUS$が有効。
クレジット
カード
(物価が安いので余り使っていない) (使う場所が無かったし、物価が安いので現金で対処した。)
T/C
不便 T/Cの流通が低いので、米ドル現金がベター

アフリカ
種別
全般
詳細
現金
(外貨)
US$があればよい。 ・エジプト、モロッコなど北アフリカならユーロもありでしょう。
・盗難を考えれば余り現金は持たない方がベター。
クレジット
カード
使える場所は少ない (使う場所が無かったし、物価が安いので現金で対処した。)
T/C
不便 T/Cの流通が低いので、米ドル現金がベター

【 僕の推奨するオススメ支払方法 】


アメリカに行く以外はT/Cは不要。例外的にタイ周辺に行く場合は$建てのT/Cを持っていくかも?

アジアなら現金に円8割+US$2割中心それ以外の地域ではUS$9割、円1割で十分。
注意して欲しいのは『円→$』に両替する段階で手数料等が発生しているので、これを他の外貨にさらに
両替する場合は計2回の手数料が発生することがあるので割高になります。それでも急に現金が必要にな
るって時に便利なのはUS$なんですよね。

原則クレジットカードでのでのショッピングをメインにし、それ以外を現金でカバー
キャッシングは短期ならクレジットカードを利用し、長期旅行なら国際キャッシュカード(銀行)とク
レジットカードを併用

周遊の場合では小まめに下ろすと手数料が高くつくのでその国で使うであろう現金(クレジットカード使用
以外)を最初にキャッシングする。どうしても足りない分はUS$(5、10、20$)で調整。


【 海外送金 】

海外で盗難や紛失、事故などのトラブルで現金が必要になった際、留学や長期滞在で大金を送金する
際の海外送金の方法について案内しています。



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