海外&周遊旅行・世界一周ガイド

  

ビザ(査証)


 ■目次|
 ビザ(査証)について
 ビザ(査証)とは? 


渡航先の国によっては、入国にビザ(査証)が必要になる場合があります。

ビザ(査証)とは、渡航先の国の在外公館が与える、その国への入国仮承諾証のようなもの。
つまり渡航前には、事前にその国が入国に際しビザが必要かどうかを確認し、必要な場合は在外
公館に申請・発給をしてもらわなければ航空券などがあっても入国できません。

ちなみに、ビザを取得しても、最終的に入国の許可を与えるのは訪問国の入国管理官です。
虚偽の申請の疑い、所持金が少ない、観光ビザでありながら入国後働く意志有り、などと見なされ
たりすると入国を拒否されます、そうなるとUターンする必要しか無くなるので注意しましょう。

僕は出来る限り人柄の良さそうな人を選んで並び、現地の言葉で挨拶するようにしています。

ビザの種類

 ここでは旅行のための観光ビザを前提としていますが、現地での労働を目的とした就労ビザ、商
用で訪問する商用ビザ、留学を主として留学ビザなど、これ以外にもビザの種類は様々。

 期間が長いビザの取得は厳しくなるのでかなり前もって情報を集めておきましょう。

 ・ちなみに、日本人は観光ならツーリストビザが一定期間免除されている国が多く便利。
  北米、ヨーロッパ(シェンゲン条約加盟国とそれ以外)、アジアの数カ国、南米の数カ国などなど

 ※アメリカはESTA(エスタ)で入国許可申請をする必要がある

   2009112日から電子渡航認証システム(ESTA)が導入され、ビザなしで渡米する場合(陸路
   を除く)は出発3日(72時間)前までにインターネット(https://esta.cbp.dhs.gov/)を通じて、入国
   許可を申請するよう義務付けられる。手順は、パソコンからhttps://esta.cbp.dhs.gov/にアクセスし、
   トップページの右上にあるSelectYour PreferredLanguageから日本語を選択して、GOのサインを
   クリックする。これで日本語の案内が表示されるので、操作手順に従って力するだけで簡単。


 ・ビザ代が必要だが空港や陸路などでその場でビザ(査証)が取れる国
   カンボジア・ネパール・インドネシア・シリア・ボリビアなど

 ・ビザを事前に取得する必要のある国
   インド・ブラジル・オーストラリア・エジプト・中国・ロシア(その周辺国も同様のものが多い)など
     ※エジプト・ブラジルは近隣国の領事館で取得したので数時間で取れます。
     ※オーストラリアへ入国する場合はビザ、もしくはETAS登録が必要。(オンラインで可能)

[ 注意 ]
  ※国家情勢や外交問題でビザ発給についてはその都度変わります。ブラジルは年々厳しくなっている
   という噂を聞きます。情報は常に最新のものを仕入れるようにしましょう。


 ビザの申請場所 

パスポート ビザ査証 パスポート ビザ査証 パスポート ビザ査証 パスポート ビザ査証
申請・発給は日本国内と海外の大使館と領事館になります。
  ビザ申請は国内外の旅行会社に代理申請することも可能。(手数料が必要)

           ⇒ 駐日外交公館(大使館)リスト(外務省HP)

それぞれの国とその場所によって審査・発給までの期間が変わります。 
 各国大使館は休み(土日や祝日、クリスマスや年始、お祭りなど)が多く、旧館日を含むとビザ
 取得までの期間がそれだけ延びます。

 例)ブラジルのビザ

 日本で取得可能ですが、2週間〜1ヶ月かかります。
 海外で取得する場合、ローマやマドリッドなどブラジル大使館・領事館がある所でも申請可能
 です。ローマでは最短で手に入れようとした場合、月曜の午前11時頃までに申請し、金曜の
 午前(もしくは午後)の発給が最も早いと言われました。

 ちなみに、イグアスの滝がある、プエルト・イグアス(アルゼンチン)のブラジル領事館で朝10〜
 11時に申請すると昼の13時に発給してくれるのだ。たった数時間しかかからない。
 フォスドイグアス(ブラジル)にはバスで30分程(入出国手続き含む)なのでバスに早く乗れれば
 14時にはブラジルにいることも可能だ。ただ、アルゼンチンでは30日のビザしかくれない。

 イグアスからは少し離れるがエンカルナシオン(パラグアイ)のブラジル領事館で申請すれば
 90日間のビザがもらえる。ビザ代は同額なのでトリニダー遺跡を見るついでに寄るのも良い。

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・バンコク(タイ)でインドのビザ申請 
  月曜の朝申請すると金曜の15時半〜16時で取得できました。
  旅行代理店で申請することも可能だが、手数料が高く時間もかかるので自力でやりました。
  記入欄がわからない場合はスタッフに聞いたり、空欄で出したり結構簡単でした。

・ヘルシンキ(フィンランド)でロシアのビザ申請
 知り合った旅人が結構時間がかかると言ってました。物価の高い国で発給待ちの滞在は避けたい!

 ※周遊旅行の場合はビザ用の写真を大中小サイズを数枚づつ持っておくと便利です。

   余計な出費も無いし、手続きが早い。

  僕はデジカメで綺麗にとって自宅のプリンターで焼き回ししたので低コストで済みました。

 ヨーロッパ20数カ国はシェンゲン条約適用で観光ビザ免除 

ヨーロッパは日本人にとってあり難い国でほとんどの国がビザを免除してくれます。

ただ同じEU加盟国でも入出国審査(シェンゲン協定)に加盟しているかどうかで入出国の条件が変
わるので注意が必要。

シェンゲン協定加盟国内では、最初の到着地で入国審査があり、最後の出国地で出国審査が行
われます。このため、経由国では入国スタンプを押されることは原則的にありません。

シェンゲン条約加盟国

 アイスランド、イタリア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スウェーデン、スペイン、スロベニア、
 デンマーク、ドイツ、スイス、ノルウェー、フランス、フィンランド、ベルギー、ポルトガル、
 ルクセンブルク、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、
 ルーマニア、ブルガリア
   ※英国と東欧・中央の一部を省けば大体の国ががシェンゲン条約に加盟している。

入国手続き【協定国を経由して協定国へ移動の場合】

最初に入国した国でのみ手続きします。税関検査は目的地で行います。

例)成田→パリ経由→ローマ→バルセロナ→マドリッド→ベルリン→フランクフルト→ロンドン

経由地のパリで入国手続き、目的地のローマで税関検査

パリに入った日から半年間で合計3ヶ月間はシェンゲン加盟国を周遊できます。
シェンゲン非加盟国を移動している場合はシェンゲン条約で与えられた3ヶ月の日数はカウントされ
ず、またシェンゲン国に入れば日数がカウントされると言うものです。

3ヶ月を使い切った場合は、最初に入国した日から6ケ月経つと再入国できるようになります。

滞在延長は原則的に不可です。但し病気治療などの特別な理由がある場合などは延長ができる
場合がもありますが、加盟国によって異なるので各国の在日大使館で確認した方が良いでしょう。

※上記の例では出国はフランクフルトとなり、途中はパスポートチェックはあっても入出国のスタン
プは押されません。

ロンドン(イギリス)はシェンゲン非加盟国なので英国内で最大3ヶ月まではビザなしで周遊出来る。

ロンドンを周遊後、シェンゲン規定のビザ(3ヶ月期間)の内、まだ残っている日数があれば、またパ
リなどに戻ることは可能。

※詳しくは最新の情報の掲載れているサイトなどでご確認下さい。


 ビザ申請に必要な書類 


 ビザ申請には下記の書類が必要になります。


  ・査証申請書ビザフォーム(各国大使館・領事館で入手)
  ・写真
  ・パスポート(残存有効期間に注意)
  ・査証手数料

  ※入国目的によって、会社推薦状、招聘状、予防接種証明書、健康診断書、往復の航空券
   または乗船券、渡航費用の支払い能力を証明する書類などが必要になる場合もあります。

  ※申請に必要な書類や手続きは各国、入国目的により異なります。
    詳細は各国の大使館・領事館で事前に確認しておきましょう。


  目的国にビザが必要かどうか、パスポートの有効残存期間は?

 ⇒ 地球の歩き方オンラインの各国の旅行情報タブででチェック可能。

 ビザの補足・注意事項 

ビザ発給から有効期限に注意して下さい。
  例えば、インドの場合は発給日より半年以内に入国しないと無効になります。
  つまり、2010年4月1日に発給されたら同年9月末までにインドに入国する必要があります。
  一旦入国すれば発給された期間滞在することが可能。

・ビザの滞在可能期間を過ぎて滞在してしまったら超過金が発生します。
  これは各国によって超過金の制度が変わるので予め確認しておきましょう。

・出国の航空券が無いとビザが必要な国があります。
 (
例)タイは観光目的で空路で入国した場合、30日以内に出国する航空券があればビザが不要。
  実際にはそんなに細かくチェックして無いような気がしますけど・・・。長期の周遊旅行なら片道も往復
  もそんなに価格が変わらないので、往復航空券を買って帰りの片道を捨てる人が主流です。
  ちなみに、観光目的の陸路の入国なら2週間までの滞在ならビザが不要。


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