海外&周遊旅行・世界一周ガイド

     

トラベラーズチェック


 トラベラーズチェック  目次


トラベラーズチェック  トラベラーズチェック  トラベラーズチェック  トラベラーズチェック  
 トラベラーズチェック(T/C)について
 ■トラベラーズチェック(T/C)  トラベラーズチェックとは?  
トラベラーズチェックは正しくは旅行用小切手と言い、略して『T/C(ティーシー)』と呼ばれます。
予め購入したT/Cの冊子(小切手)を旅行先で現金の代わりに使う度に一枚づつサインして使用
するというものです。
日本では主に日本円建てT/C、US$建てT/Cが主流です。
他にも<ユーロT/C、オーストラリア$T/C、カナダ$T/C、英ポンド建
てT/Cなどがあります。なお、購入には手数料がかかります。

 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cのメリット/デメリット  



  ●T/Cのメリット
    ・現金を両替するより交換レートが有利(特にアメリカが強くて便利)
    ・使う際に自筆のサインを書き込むので安全
    ・紛失・盗難にあっても再発行できて安心
    ・保障のきかない現金を持ち歩くリスクが軽減できる
    ・使用期限が無いのでT/Cが余っても次回の旅行に使える。
           ※手数料はかかるけれど払い戻しも可能です。

  ●T/Cのデメリット
    ・一部の国や地域ではT/Cが余り流通していない
    ・両替できる所が少なく、現金の両替より手数料が割高になる場合がある
    ・両替を拒否される国・地区・銀行などがある

クレジットカードや国際キャッシュカードが普及しているのでT/Cの利用価値は以前よりは低くなっ
た気がします。両替時のレートは良いものの手数料が発生することが多く、また発行時に手数料が
発生するので正直お得感はそう大きくはありません。

ただ、何と行っても最大の長所はクレジットカードや海外キャッシュカードだと、スキミングや偽造カ
ード犯罪の危険を伴うため、本人しか使えないことや再発行が聞くという点では最も安全なアイテム
と言えるでしょう。


 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cの購入場所 


トラベラーズ・チェック(T/C)のの購入は、『外国為替公認銀行』の表示のある銀行で購入するこ
とができます。

また、一部の旅行会社や、大手百貨店のインターネットサイト等でも購入が可能です。

銀行・郵便局・トラベルセンター・空港やインターネット宅配サービスなど、出国前に色々なところで
購入できます。

最近は、ATMが広く普及してきたので、T/C販売の取扱いをする旅行会社は減っています。


 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cの手数料 


トラベラーズ・チェック(T/C)の手数料は購入時と両替時で二重で発生します。

T/Cを購入する際に、購入金額に対して通常は1%の手数料がかかります。
海外で両替してもらう際にも両替手数料が発生するので2度発生することになります。

T/Cが余り流通していない国などは両替時に手数料が3%程必要だったり、両替する総額によっ
て手数料をとられることがあるので高くついてしまう場合があります。

手数料なしで購入する方法

但し、一部の銀行や、クレジットカード等である条件をクリアしているとT/Cの発行手数料が割引・
もしくは無料になる特典があります(シティバンク、みずほ銀行など)。

⇒ 手数料無料のクレジットカードはコチラ

信用金庫でも、米ドル建てのT/Cに限り発行手数料無料となっているところもあります。

また、インターネットで注文して、宅配してくれるといったサービスもあります。(マネーポート等)
ネットで申し込めば、手数料が0.5〜0.7%で購入できたりするようです。
また、銀行によって発行手数料が最低1000円かかる場合もあります


■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cのは現金の両替よりどれくらいお得?


 例)円を10万円分を米ドルに両替する場合。
   為替レートは変動制だから、解りやすく1US$100円でシュミレーションしました。

  ・T/C : 100,000円÷100円(T/C用交換レート)−1%(手数料)=990ドル
  ・現金  : 100,000円÷103円(現金交換レート)=970ドル

  T/Cの方が発行手数料を含めても、現金より約2,000円(20ドル分)お得!
  但し、最初にT/C購入時の手数料1%が発生した場合は、10ドルのみお得ということになる。
  両替レートが2〜3%かかったり、総額でいくらっていう手数料になると割高になるかも?

        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  交換レートが確実に良く、使い勝手の良さで言えばアメリカがオススメでしょう。
  アメリカ以外の地域では使い勝手が悪く正直それほどお得感はない。安全性には優れる点
  でどうするか検討しましょう。T/C利用する場合はクレジットカードとの併用がオススメです。


 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cの海外で通貨に両替 


T/Cは渡航中に銀行や両替所、ホテル等で必要な金額を両替するのが一般的な方法でしょう。
そのままT/Cで支払いする場合は別として、T/Cを現金化する場合はどこで両替するかによっ
て、手数料も結構違ってきます。

特にT/Cが余り流通していない国などは両替する際に手数料が高くついてしまう場合や全く両替
できない国もあるので、渡航する国によって用意する
T/Cや支払方法を検討した方が良いですよ。

提携銀行や支店などで手数料無料で両替してくれることがあります。

例えば、アメックス発行のT/Cであればアメックスの両替所に行けば手数料が無料と聞きました。
実際に、知人が両替しようとしたらエジプトでは手数料が必要と言われたので場所によって違うか
神話化してしまっているのでしょうか?

また、無料と書いてあっても手数料をとられたり、レートが悪かったりする場合もあるので、両替する
際に事前に確認した方が良いでしょう。


 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cをそのまま現金代わりに使用する


旅行先の国で、現地通貨のT/Cを持っていれば、現金と同じように直接T/Cで支払えることがあ
ります。つり銭は現地通貨で支払ってくれます。

特にアメリカでは小切手が日常的に流通しているので、ドル建てのT/Cなら小さなお店でも比較
的そのまま使えることが多いです。(円建てやユーロ建てだとどうなるかは不明)

サインひとつで支払ができるので現金を持ち歩くリスクを最小限に出来ます。ただ、支払いにパスポ
ートが必要になってきますので別なリスクが発生しちゃいます。

アメリカ以外では観光地の大きなお店や、高級ホテルなどは使用が出来ることがありますが、ヨー
ロッパやアジア等の日本人があまり渡航しない国や地域ではT/Cは拒否される場合があります。


 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cへのサイン(署名)について


T/C購入後、2ヶ所あるサイン欄のうち、ホルダーズサイン(Holderssign)欄に予めサインをしておき
ます。この瞬間から、この
T/Cは購入者だけしか使用できなくなります。
現金化する時に相手の目の前でカウンターサイン(Countersign)の欄にサインして使用します。
事前に書き込んでしまうと盗難や紛失時に第3者が利用できてしまう可能性があるので面倒がらず
に署名は事前に書き込むのはホルダーズサイン(
Holderssign)欄のみにしておきましょう!

トラベラーズ・チェック(T/C)へのサインはローマ字と漢字のどっちが良いのか?

サインは原則として漢字かローマ字どちらでも構いません。

外国ではパスポートの提示を一緒に求められる場合が多いので、パスポートのサインと同じサイン
である方が照合がスムーズです。

もし、パスポートが英語などのサインにしていてまね易いと思うなら、それに従わなくても漢字のサ
インにしてしまっても良いですよ。

ローマ字だと盗難に遭った時に、サインを真似され易くて悪用される確率が高いので、漢字の方が
望ましいですね。(クレジットカードも同様)

ただ、中国系の人なら漢字を真似れますけどね。


 ■トラベラーズチェック(T/C)  T/Cの再発行


トラベラーズ・チェック(T/C)の盗難や紛失時には再発行が可能です。

万一の紛失・盗難の時のために、出発前にあらかじめT/C番号を記録メモに記入しておき、使用
毎に日付と場所を記入する。

T/C番号、いつ、どこで使ったかが分かれば再発行の際にかなり時間短縮できます。

トラベラーズ・チェック(T/C)の再発行の手続き方法

現地の警察に届けて盗難(紛失)証明書を作ってもらい、トラベラーズチェック発行元の現地支店も
しくは代理店へ出向きます。

そこで購入申込み書控えをもとに、氏名、住所、電話番号滞在ホテル、今後の旅行スケジュール、
ホルダーズサインの有無、盗難(紛失)の状況などの確認があります。



( このページのTOPに戻る )