海外&周遊旅行・世界一周ガイド

  

世界のお祭り


 ■目次|
  ● カーニバルを上手く安く観る裏ワザ(ブラジル)      / ブラジル
  ● 野菜戦争最大規模『トマト祭』               / スペイン
  ● 必死に逃げよ『牛追い祭り』                / スペイン
  ● 仁義なき戦い『 タイの水掛祭り・ソンクラーン 』     / タイ
  ● 夜空に熱気球が舞う『 イーペン祭り/灯篭流し 』    / タイ
  ● セマナ・サンタ(イースター祭)               / スペイン語圏
  ● 世界最大規模のビール祭り『オクトーバーフェスト』   / ドイツ
    
 カーニバルを上手く安く観る裏ワザ(ブラジル)
 カーニバル 2月の中旬から下旬 (リオデジャネイロ、サンパウロ、サルバドール/ブラジル) 
カーニバルとは世界各国のカトリック文化圏で行われている謝肉祭のこと。規模が大きいリオのカーニバル
が有名だがブラジル各地でも行われているし、時期は違うがウルグアイなど近隣諸国でも盛ん。復活祭
(イースター)を基準にするため毎年開催日程は変動するが、2月の中旬から下旬になることが多い。


●リオのカーニバル





とにかく規模がデカイ・パレード。巨大な山車(ダシ)が1チーム5〜6つ出てきて
その上や周りで踊る人が沢山。1000人だっけかな。ゴールするまでの持ち時間
が1時間半位。これを夜から明け方まで何チームかパレードする。

例えるなら、ディズニーランドのエレクトリカルパレードを100万倍の規模にして、
その上や周りに紅白の小林幸子や美川憲一のような衣装をまとったグラマーな
美女達が大勢わんさかと踊るっていうものだ。浅草や神戸のとは全然違うのだ。

ちなみにジーコ元日本代表監督も参加してサンバを踊ってましたよ。

大会は週末を挟んだ4日間で行われ、真ん中の2日間が決勝で優勝
チームを競います
。両端の二日は来年の予選みたいなものらしいので、
より見応えのあるチームは真ん中の決勝2日間なのだ。
例えば、2010年は2月13〜16日(土〜火)。日・月曜が決勝。

優勝チームを確実に観るなら両日見れば良い。当日でもチケットは購入出来
るみたいだ。前もって買うと手に入り難いのか2〜5万円の良い席を買っている
人が多かった。当日でも席は悪くなるけど5〜8千円位で買えたらしいです


問題は宿が取れるかです。しかも通常の3−4倍などかなり高額
さらに
6日以上連泊しないと予約不可などの条件がつくことも多いぞ。

低予算ならサンパウロからバスで夕方までにリオに入り、カーニバル終了
後(朝)のバスで爆睡しながらサンパウロに戻れば宿はいらない。


●サンパウロのカーニバル

リオより規模は小さめでゴージャスさもやや見劣りする。が、パレードと観客席が
非常に近いのでより一緒に盛り上がる感がある
。たまにサンバを踊ったりして
楽しかった。カズダンス(三浦カズ選手)みたいなのとか地元の人にウケたしね。

開催も大体同じ。ひょっとすると一日早いかもしれない。
宿も取りやすく高騰する事もないし、チケット代もリオほ高くないだろう。


●サルバドールのカーニバル
パレードと一緒に踊れるので一部の人に人気がある。タイコ隊などが有名。
ただ、かなり危険である。元々黒人の割合が8割ほどで治安は良くない。

しかも、カーニバルでは20m感覚で警官が配備されているのにわざと喧嘩を
するらしいのだ。日本人の観光客も何名かボコられたそうだ。
熱心な人は2〜4週間前から日本人宿で太鼓の練習をしたりするそうだ。

カーニバル後に行ったのだが開催日は上の2つより日程が早いそうで、終了
日の2週間前から連日盛り上がるそうだ。
パレード後は疲れ切って静かな町と化し、火・金曜だけ一部盛り上がってた。
(普段は何故かサルバドールは火・金曜が盛り上がっているそうです。)
 ※この町はマイケル・ジャクソンのプロモでも有名です!

 
 《 上手く安く観る裏ワザ 》


 リオとサンパウロのカーニバル(本期間)の1週間後に開催される優勝
 チームを含む上位チームのお披露目・凱旋パレードを2日連続で観る!

 (注)サンパウロとリオが一日ずれない場合はリオをオススメします!
 (注)サンパウロは20時頃から始まったが、リオはチーム数が多く夕方18時頃から始まってた。

  
宿・交通機関・チケットなど安く手配しやすく、治安面でも危険度が緩和されるのでベター
  しかも、優秀な上位チームのみを観れるので朝まで眠くなることも少ないだろう。


 実体験で説明すると、サンパウロのカーニバルを見た後で、午前中か午後イチでリオデジャネイロ行きの
バスに乗り込みバスの中で熟睡。バスは4〜5時間だったと思う。
 到着後、宿にチェックイン(事前予約がベター。僕は3軒回って見つけました)するか、宿無しなら直接会
場に行く。チケットは宿(当日)でも手に入ったし、無ければ近くの宿や宿周辺で手に入るだろう。マージン
を盗る分若干高いけど騙されることは無い。会場付近でゲートに行くまでの長い長い路上でダフ屋などが
掃いて捨てるほど居たので当日であってもチケットが手に入らないことは無いはず。


 〔 参考データ 〕
日程
項目
価格(レアル)
日本円換算
2010年2月18日 ユースホステル
35.0
1750円
2010年2月19日 サンパウロ・カーニバルチケット(当日購入)
55.0
2750円
2010年2月20日 バス代(サンパウロ⇒リオデジャネイロ)
62.5
3150円

ユースホステル(エアコン付)
35.0
1750円

リオ・カーニバルチケット(当日購入)
60.0
3000円

【 合計 】

約12500円




  もしカーニバルの本期間でネット購入や代理店でチケット手配し、宿泊・交通費も含めて換算すると
 安く見積もっても数万円〜5万円、2地区観ると10万円になってしまうこともあります。

カーニバル期間中は基本的にサッカーの試合は行われていないので本期間を外すことでサッカーの
試合が
数箇所で観ることが出来ます。僕はサンパウロで2試合、リオで2試合を観て来ました。(嬉!)
  
(本人談)
カーニバル直後にサンパウロに到着。宿に居た旅人達は遅れて始まるリオに出発した後でした。
治安も悪いと聞くので一人で行くのは危険かもと諦めてたいたところ、偶然1週間後のチャンピオンズパレ
ード(凱旋パレード)の噂を耳にした。情報を集めようとも確信が持てなかったがリオから来た旅人から確実
な日程を教えてもらえたのでした。うっひゃー(喜)!
一旦は諦めたパレードをサンパウロとリオの両方で安く観れて超ラッキーな思いをしました。
リオの優勝チームはTVで一度見ていましたが、ライヴはスケール豪華さも全く違っていて大感動でした。


 野菜戦争最大規模『トマト祭』、必死に逃げよ『牛追い祭り』/(スペイン)
【 トマティーナ(トマト祭り) 8月後半 (バレンシア) 】


バレンシアのから約40Km西のブニョ−ル(で開催されるトマトを投げ合う祭り。

9時:市庁舎前のプエブロ広場でパン菓子の配布。すでに住民ちはアパート
の窓から通行人に頭上からバケツに入った水を浴びせ初める。
9〜10時:石鹸で充分に濡らされた1本の長い棒に登る『パロ・ハボン』
争開始。棒の先端に括り付けた景品(生ハム)を先に取った人が勝利者。
11時:『パロ・ハボン』の決着後、『ト・マ・テ!ト・マ・テ!』の大歓声が始ま
り約100トンのトマトを積んだトラックが数台到着。11時頃、一発の号砲が鳴る
と一斉にトマト戦争勃発。あっという間に人、通り、建物など全て真っ赤。
13時:2回目の合図で終了。強力な散水ホースで街中を洗い尽くす。

* ゴーグルや水中眼鏡が必要。濡れないよう、ビニール袋は必需品


【 サン・フェルミン祭(Fiesta de San Fermin) 7月6日〜 (パンプローナ)】
牛追い祭りの呼び名で有名な世界で最も熱狂的な祭りの一つ。スペイ
ン3大祭りの1つ。

7月7日がメインで例年7月6〜14日に開催

怒り狂った牛から逃げ切るというものだが角で突き上げられたりとこれまで
に14人が亡くなっている。

【追記】世界一周中の日本人女性と旅先で知り合ったが、トマト祭りに参加した彼女の斜め後ろを走っていた白人男性が牛の角にさされ飛ばされたらしい。翌日亡くなった事を知ったそうだ。万が一の事があるのでリスクを背負いたくない人は参加は考え直した方が良いでしょう。

 仁義なき戦い『 タイの水掛祭り・ソンクラーン 』 / (タイ)
 【 ソンクラーン 4月13〜15日(12日前夜祭) (タイ各地) 】


ソンクラーン とはタイにおける旧正月のこと。本来は家族が集って仏像の
お清めをしたり、年輩の家族のお清めを行う期間であったが、後に単な
る水の掛合いに発展し、祭り化(別名水掛け祭り)したようだ。
12日の前夜祭からバケツ・水鉄砲などで町中が仁義なき戦い
(水の掛け合い)となる。顔に石灰のような泥を塗られたりもする。

見知らぬもの同士水を掛け合い、意気投合し、朝まで音がなっている
ので踊りまくったり盛り上がること間違い無し。

容赦なく背中に水を入れてくる事も多々あるので水着などで歩いた方
が良い。防水カメラか防水対策要。道は混み合うしスリも多発。

 ※飲酒運転による死亡数が数倍に膨れ上がるので要注意!
 ※前後約10日間はテーサカーン・ソンクラーン
で祭典がある。
 ※公共交通機関が運休したり、ダイヤが変更される可能性あり。
[補足]同じ趣旨の祭日がミャンマーやラオスなど近隣諸国にも存在。

詳細はMyブログをご覧下さい。” バンコク/タイ ”

 夜空に熱気球が舞う『 イーペン祭り/灯篭流し / (タイ)
 【 イーペン祭り 11月(陰暦12月)の満月の夜 (チエンマイ/タイ) 】
イーぺン祭り/灯篭流しは毎年11月の満月の夜に大量のコ
ム・ローイ(熱気球)が夜空に舞い上がります


タイ全土では同じく11月の満月の夜にローイ・クラトンという祭り
が行われます。川のあちらこちらに作られた桟橋からバナナの
葉などつくられたクラトン(灯篭)を流します。

自らの罪を洗い浄め、川の女神コンカーへ川を汚したことを謝罪
するという意味があるそうです。


【追記】現国王の誕生日が12月5日で1週間ほどタイはお祭り気分
で大量のコム・ローイが天高く舞うのだ。イーペンには間に合わなかっ
たが偶然にも12月2〜5日の期間で2−3回あったが、12月5日が
最大級でその日に上げることが出来た。20か40バーツ(60か120
円)と驚くほど安かった!

王宮近くの広場で王様の誕生日を祝ったのだった。

※王様の誕生日の前の1週間は炊き出しがあり、パッタイ(タイ風焼
きそば)などが無料で配られており、何回かご馳走になりました。

 セマナ・サンタ(イースター祭) (スペイン語圏)
【 スペイン語圏 】
スペイン語圏各地で行われる祭り。

イエスキリストの格好で大きな十字架を背負い丘を登ったりパレードしたりする。

 ※写真は2010年4月2日メキシコシティのセマナサンタ

 世界最大規模のビール祭 『 オクトーバーフェスト 』 (ドイツ)
【 オクトーバーフェスト(Octoberfest) 9月中旬〜10月頭 (ミュンヘン/ドイツ) 】



ソーセージとビール。うまし!
ミュンヘンで開催される世界最大規模の祭り。1810年以来ミュンヘン
市の西方のテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese テレーゼの緑地と
いう意)で9月半ばから10月上旬に開催され、毎年600万人以上の
人が会場を訪れる。
ビール好きなら人生で一度は訪れたい聖地です。

20前後の巨大ビアホールが設営され、1会場に1000人以上は入る規模
だ。世界で最もビール好きと言われるゲルマン民族の祭りに感服する。
ビアホール毎にライヴ会場が設けられ民族衣装をまとった老若男女が
歌い、語らい大ジョッキを傾ける。テーブルは立って踊るための道具だと
言わんばかり総立ちの大盛り上がりの会場もあり。ヤバいっす


※この期間は宿代が急騰する。4〜5倍に跳ね上がるのが普通だ。
予算に厳しい人は夜行で入り夜行で抜けるってのが可能テロ対
策で駅のロッカーは全て封鎖されるが良く探すと臨時の荷物預け所が
ある
深夜0時まで荷物は預かってくれ5ユーロ程。祭りの会場にバック
ッパックなど持っていくと事あるごとに警備に掴まり荷物チェックされ面倒だ
しその都度気分が冷めるので楽しさ半減だ。
10回近くチェックされた。

詳細はMyブログをご覧下さい。” ミュンヘン/ドイツ ”


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